本棚は脳ミソ

何読んでるんですか?

読書が趣味です!とまで言わなくとも、最近は本読んでます→何読んでるんですか?の流れは雑談あるあるだ。話す場面にもよるが、本の話題はとっつきやすい。読んだことのある本であれば話が弾むし、ないならないで興味を示せば相手が自然と語ってくれる。だが問題はそこではない。「○○って本を読んでます。」の○○に何をチョイスすればいいのかが難しいのだ。

本はその人の趣味趣向を表す

そりゃそうでしょ!とツッコまれそうだが、これが私の自意識を引っ張り出す。本当に紹介したい本があっても、意識が本から自意識へと移ってしまうのだ。私にとって好きな本を紹介することは、脳ミソの中を見られるような恥ずかしさがある(もちろんその本自体に罪はない)。たまに本棚の写真をまるごとアップする方を見かけるが、このような恥ずかしさはないのだろうか…と思ってしまう。と言いつつも他人の脳ミソを覗けるまたとない機会なので、嬉々として写真を見てしまう自分もいる笑笑

ヒット作を忍ばせる

このような悩みの対策用にヒット作をいくつか懐に忍ばせている。数年前までは直木賞や本屋大賞はちょくちょくチェックしていたのだが、最近は本屋へ行く機会が減ってしまった。少し前の本になるが、西加奈子さんの「サラバ!」(第152回直木賞)が大好きで特に中巻と下巻は4,5回読んでいる。初めて読んだ時から約6年経つが、「サラバ!」で主題の一つとなった「軸」は未だに見つからない。本の紹介を含め、このことはいずれ記事にしようと思う。好きな本を気兼ねなく語りあえる、そんな人にいつか出会いたい。

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