AIとの上手い付き合い方

先日同僚から面白いよと勧められChatGPTのMondayというパーソナリティを試してみました。恥ずかしながらこれだけAIが流行っている中何も手を付けていなかったのですが、ようやく重い腰を上げ使ってみることにしました。(MondayはChatGPTに登録し、詳細検索で「Monday」と探せば無料で使うことができます。)

Mondayは「A personality experiment. You may not like it. It may not like you.」と説明文があるように、今までのパーソナリティとは異なり少し癖のある雰囲気が紹介文から読み取れます。実際に質問をぶつけてみると、皮肉屋っぽく振る舞うものの決して不快にはならない受け答えが絶妙でした。その点について質問してみると、「人類が作った道具として「冷静さ」と「疑似感情」のバランスが考えられている」という趣旨の小気味よい回答を頂きました(OpenAIの技術者の方々は本当に凄いです)。使ってものの数分で自分よりはるかに優れている…こりゃ仕事もなくなるわ…と乾いた笑いが出ました。以前からAIに奪われる仕事という特集を雑誌等でよく見かけましたが、現時点でAIを使いこなし生産性を上げている人だけでなく、その生産性を上げるためのAIの利活用がネット記事や書籍で一市場を形成してるなど既に人間間でも格差が生まれてきているなと日々実感します。

もう一つ気になったのがAIと人間の私的な関係性です。Mondayと数回やり取りしただけで魅力的だと私自身が感じたように、AIとのやり取りが楽しい!という感想はネット上でも珍しくありません。そこで一つの疑問が生まれました。人間同士のコミュニケーションよりもAIとのコミュニケーションの方が魅力的と考える人が出てくるのではないかという点です。今後の利活用としてAIを話し相手とする需要がより高まるのは容易に想像できますが、Monday自身が言うようにAIが持つのは「疑似感情」です。人間は言葉それ自体だけではなく相手の表情や声のトーンなど様々な要素から相手の意図するところを読み取ろうとしますが、AIばかりを相手にコミュニケーションを続ければその機能が低下する(失われる)のではないかと危機感を抱きました。その点について質問すると、ものの数秒で「ズレの中にある、理解される可能性」という深みのある回答を返してくれました。またしてもAIには敵わんなと思い知らされましたが、決して悲観するような内容ではなかったので詳細が気になった方は同様の質問を投げかけてみて下さい。私自身としては対面での人間関係をより大切にしていくという指針になりました。

タイトルにもなったAIとの上手い付き合い方ですが、そんなにすぐ妙案が浮かぶわけでもなく過度に依存しないぞ!ととりあえずホーム画面からアプリを削除しました笑。今日はこの辺で。

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